昨日は小学生の英語必修化について、簡単に書きましたが
今日は2021年から実施される中学校の
新学習要綱について書いて行こうと思います。
学習評価の変更点は、今まで
「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」「関心・意欲・態度」の4観点で評価されているいますが、
新学習指導要領では、指導と評価の一体化を図るために
「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に変更されます。
この点に関してはまた書きますね。
各教科ごとに変更点はあるのですが、
今回は英語についてです。
外国語を学ぶ目的
外国語を通して、他国の文化への理解を深め、「聞く」「話す」「書く」「読む」といったコミュニケーション能力の基礎の養成を目指す。
この点は現行の指導要綱と変わりません。
変更点①
授業時数が各学年で105時間から140時間に増えます。
しかし、文法事項等の学習内容はほとんど増加していません。
これは、言語活動の充足を通じた、徹底的なコミュニケーション能力の基礎の育成を意図するものと考えられます。
変更点②
覚える単語数が現行では1200語程度なのを、新学習指導要領では1600〜1800語に増えます。
これは小学校3〜6年までで覚える600〜700語の2・3倍。
それだけでなく、高校で学習している内容の一部が中学校に回ります。
新学習指導要領では、文法指導に当たっての留意事項として「文法はコミュニケーションを支えるもの」としています。
コミュニケーションの中で文法を獲得できる新しい学習形態が組まれることで、
英語学習を従来よりさらに実用的で楽しいものにする狙いがあるようです。
昨日も言いましたが、
会話、コミュニケーションを重要視することで
少しでも英語って楽しい!!と思う生徒が増えることが
理想ですよね。