こんにちは。

この記事は名古屋市内の公立高校である松蔭高校に入学したい生徒のために偏差値や当日点の目安、高校の進学実績などを集めた入試突破情報です。

2024年最新の情報を手に松蔭高校合格を目指していきましょう!

この記事を書いた人

さくら個別指導学院 代表 国立拓治

愛知県岩倉市でさくら個別指導学院を運営。学習指導歴は四半世紀を超え、2005年から続く自塾ブログは月間最大50万PVに。「くにたて式」シリーズを始めとしたこれまでに出版した著書5冊は累計6万5千部を超える。塾業界最大団体である公益社団法人全国学習塾協会の理事も勤める。

 

松蔭高校の基本情報

名古屋市西部にある準TOP校と言っていい高校じゃないかと思います。

立地がとても良くてですね、名古屋駅からのアクセスが素晴らしいので、名古屋市外の人であっても通いやすい高校の1つです。

名古屋駅からのアクセスは時間を測ったことがあるのですが、早歩きをしてうまく電車の時間を調整すれば名古屋駅から松蔭高校までは10分切りますね。

松蔭高校から名古屋駅までの通学時間はたった10分だった!

名古屋駅までのアクセスが良い都市在住であれば通学が検討出来る高校です。当塾がある岩倉駅は特急停車駅なので名古屋駅まで最短11分。

うまく乗り換えが出来たならば、岩倉駅から松蔭高校までは30分を切ります。

名古屋駅までのアクセスの時間+10分で松蔭高校に着きますので、便利ですよね。

校風がとても大らかです。言葉選ばず言えば少々やり過ぎなぐらい緩いでしょうか。

名古屋市内の最上位校群というのは、生徒たちが「自主自立」出来るので緩い校則でも成り立っています。そんな学校の自由に溺れる子も多少いますが、ごく少数。

少し辛口に書いておくと、松蔭は準TOP校なので「自主自立」出来る生徒の数が最上位校に比べて減ります。

なのに最上位校並に校則が緩いので……学校の自由に溺れる生徒の数は多くなってる印象ですね。

松蔭でSNSやテレビで見るような華やかな高校生活は送れることでしょう。

ただし、そこに勉強を頑張るという気持ちが備わっていないと思うような大学に合格出来なかったり、大学に4年かけて入学することになったりするでしょう。

中学時代にオール4以上の力で入ってきてますから、勉強もやれば出来るはずというプライドもあります。

現役で受かった不本意な大学レベルに納得しなかったりして、浪人を選んだりすることもあるようです。

(ただ、それほど多くは無さそうで、元松蔭生に言わせればクラスに1人2人じゃないかとのこと)

 

また、サッカー部が有名で、伝統的に強いです。昭和的な体育会系な取り組みが平成の終わりごろにはありましたが、令和の今もそんな感じかどうかは不明です。

学校祭は生徒たちが羽目を外しまくります。その期間ばかりは髪染めや盛り髪がOKだとか聞いてます。

まだまだ書けますがこれぐらいにしておきましょうか。

岩倉から通いやすい名古屋市内の進学校で、定期的に生徒が進学しているので松蔭情報はスラスラ出てきますが、ひとまずここまでで。

 

松蔭高校の大学進学実績

2023年春入試の結果

旧帝大

北海道 東北 東京 名古屋 京都 大阪 九州
2023年 1 6

愛知岐阜三重主要国公立大

名古屋市立 名古屋工業 愛知県立 愛知教育 岐阜 三重
2023年 7 11 10 7 8 14

早慶MARCH

早稲田 慶應 明治 青山学院 立教 中央 法政
2023年 2

南愛名中&関関同立

南山 愛知 名城 中京 同志社 立命館
2023年 141 100 167 153 17 60

松蔭高校は言葉選ばずに書くならば、入学時の平均内申と平均偏差値からすると、進学実績が目立たない印象です。

入学時の平均内申と平均偏差値が同レベルとも言える江南高校と比較すると如実ですね。

【2024最新】江南高校の入試突破ガイド

とはいえ、松蔭の方が地元志向が薄くて地域問わず日本全国どこでも受験(進学)しているといった面もありますけどね。

(関西学院13名、近畿大22名、京都産業大12名とか、関西方面の受験者数も目立ちますね)

理由は先ほど書いた通りかなと私は感じています。自分のペースで勉強が出来る人はいいでしょうが、そうでないと通う大学レベルが下がるやもしれません。

高校生活と勉強と両方一生懸命やれる!と宣言できる人に勧められる高校ですね。

 

松蔭高校の合格目安偏差値・当日点

愛知県で最大の受験者数規模を誇る愛知全県模試の追跡調査資料を元にお送りします。(愛知全県模試を受験している人だけがこの偏差値を参考にしてもらえます)

合格者平均内申点
合格者平均偏差値
38.7 59.1

基本的に合格に必要な最低限の内申点はオール4(内申36)が目安になってきます。

偏差値があれば逆転合格出来ますが、ゆとりを持って受験をするならやはり38ぐらいは欲しいなと個人的には思います。

主要5教科は全て4以上(20以上)持っていないと、合格しても入学してから苦労することでしょう。

偏差値も60越えを目指して勉強をすることです。

いくら内申点が43とかあったとしても、偏差値が55を切るようでしたら松蔭の受験は辞めておくことを勧めます。

間違って合格してしまっても入学後がシンドイです。(勉強についていくのが)

内申合計38以上で、主要5科は20以上、愛知全県模試偏差値は60オーバー。この3つの数字を目指して勉強をしてください。

 

松蔭高校の併願校

受験者数が多い公立併願校

●千種(合格者平均内申点42.0・合格者平均偏差値63.6)

●瑞陵(合格者平均内申点41.9・合格者平均偏差値65.5)

●半田(合格者平均内申点41.1・合格者平均偏差値62.8)

●名古屋西(合格者平均内申点35.0・合格者平均偏差値56.1)

●中村(合格者平均内申点31.9・合格者平均偏差値51.0)

受験者数が多い私立併願校

●名城大附属 進学(合格者平均内申点39.6・合格者平均偏差値60.8)

●愛工大名電 普通(合格者平均内申点38.9・合格者平均偏差値58.8)

●東邦(合格者平均内申点36.6・合格者平均偏差値56.4)

●高蔵(合格者平均内申点32.4・合格者平均偏差値51.9)

●名城大附属 特進(合格者平均内申点41.2・合格者平均偏差値64.4)

 

公立高校の上位組み合わせは「千種」や「瑞陵」です。松蔭は1群2群共通校なので、とても受験しやすいんですよね。

ランク表で言うと、青い色がついている学校全てと組み合わせることが出来ます。

となると、公立高校の下位組み合わせは「名古屋西」「中村」が筆頭候補になりますね。

名古屋市の西部北部にある公立高校が組み合わせになるわけです。松蔭が大らかな高校なので、組み合わせ校も大らか目の高校がいいでしょうね。

要は名古屋市内の高校同士で組み合わせることが良いのではないかと思います(校風はどうでもいい!なんて人はご自由に)

私立の受験校は名城は立地的にも多くの人が受けるでしょう。名電もそうですね。

で、北尾張であれば「大成」「啓成」「清林館」なんて名が挙がる私立受験校2校目のところには「東邦」「高蔵」の校名が。

そう、大らかな松蔭ですから、尾張郡部の私立では校風が違いすぎます(校則がビシッとしてて勉強もしっかり応援してきます)

よって、私立も名古屋市内で揃えてもいいかもです。

 

松蔭高校を目指すための入試勉強

内申点対策

 

名古屋市内の高校の人気はだんだんと上がってます。松蔭は立地がちょっと名古屋の端なので群共通校となりましたが、その追い風を掴んで人気を高めてます。

先述しましたが内申点はオール4(合計36)以上で少なからず38は欲しいところです。

主要5教科で5を目指し、5教科でリードをした内申38を作ってください。これが作れないならば入学出来ても苦労するでしょう。

まずはオール4揃えて、主要5教科で5を2つ。こんな内訳で38が揃うと良いですね。(主要5教科オール5で副教科で3を3つなんて内訳でも)

名古屋市内の高校はさらに人気が高まることを予想して、1つでも多く主要5教科に5を付けていきましょう。

定期テストで平均点+20点以上(提出物や授業態度がバッチリと言うのは当然で)であれば、内申は4がつきやすいです。内申5が必要であれば平均点+25点を目安にしてください。

定期テストで結果を出していきましょう。内申4で揃えたかったら学年順位は上位2割以内を目指すことです。(学年200人なら40番以内ですね)

当日点対策

 

内申36以上あるならば当日点は合計78点あれば2023年春は大方合格していきました。

1教科22点満点なので1科目約16点平均です。1教科あたり4~5問までミスをすることが出来る状況です。

この実力をつけるべく、中2の3学期から入試勉強が始まるつもりで早いスタートで入試に向けた勉強を始めてください。

勉強時間の目安としては、私は生活リズムを守って取り組める1日最大の学習量は平日5時間・休日12時間であると思っています(この時間の中に休憩時間も含みます)

塾に通っていない生徒はこの時間が1日に取り組める最長の時間だということを知って、ここを目指して家庭で努力を重ねてください。(塾に通っている生徒は塾での学習時間を含めてこの時間を目指してください)

休日の12時間は簡単に真似できないかもしれませんが、平日の5時間はそうでもないですよ。身に着けるまでの時間は人によって違いますが、1日に取り組める学習量は平等です。

勉強が得意な人たちと学力で戦っていくならば、まずは誰もが実行できる量から取り組めると良いです。

松蔭レベルであれば、正答率のとても低い難問を解く練習よりも、正答率が高くない問題を確実にとれるように基礎からじっくり固めていくことがとても大切です。

難しい教材を購入して貴重な勉強時間を溶かさないように気を付けてください。全国に名が通る難関私立高校の過去問は基本的に触らない方が良いです。

「最高水準~」とか「ハイクラス~」とかの難問収録された市販教材に取り組む際は、収録されているレベルの高い問題は注意してください(指導者がいればどこまでやっていいか指示を仰いでください)

 

部活を引退をした夏休みからが本腰を入れて入試勉強に取り組むタイミングです。部活に使っていた時間をそのまま勉強に当て込んで、偏差値アップを目指していきましょう。

英数は夏も利用して先に仕上げ、暗記系の理社を入試直前にやり込む」が高校入試勉強の基本の流れかと思います。

このへんは塾長の私が以前出版した本にも詳しく書いているので、ご興味あればこちらをお読みください。

https://amzn.to/4585eQz

秋過ぎた頃から過去問演習を加えていってもいいでしょうか。入試が近年3週間早まりましたし。

過去問を数年分解いて出題形式を確認し、必ず取るべき単元や場合によっては飛ばしたりする単元などをチェックしていって、テスト当日の解く手順とか確認してください(特に数学は時間との戦いになるはず!)

 

松蔭高校を目指すための参考記事

この記事を書いた國立塾長のブログより

現役生による「松蔭高校」レポート~2018年・高校1年Sくん~

以上です。

松蔭高校を目指す際の参考にしてください。

さくら個別指導学院、塾長の國立でした。

自分で撮ってきた写真です!