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お子さんが愛知県で初めて高校入試を迎えるご家庭に向けて、お送りするシリーズ記事です。
愛知県の高校入試は仕組みが複雑でわかりにくいなんてよく言われます。
このシリーズ記事で愛知県の高校入試について楽に1から知ることが出来るように、かみ砕いてご案内をしていきたいと思います!
愛知での高校入試指導歴が30年を超えた塾長國立がご案内いたします。
入試に関わる成績は中3から!
愛知県の高校入試の大枠について【1】から【3】でご説明をしてきました。
細かく説明をすればキリ無いのですが、まずは大枠を捉えてもらったところです。細かなところはまた後で良いです。
今回は早速入試に向けて勉強をしていこうかという場面を想定して書きます。
きっとこんな疑問が浮かぶはずです。
「で、いつの成績からが愛知県の高校入試に関わるの?」
まだネットが発達していなかったころ、変な噂を保護者から聞いたことがあります。
「一部の私立高校は2年の3学期の成績から入試に関わる」なんて。
結局それはただの噂でそんな事実は無かったんですけどね。
正確にお伝えしておきますね。
入試に関わる成績は中3の1学期から!
ですね。全国的に見ると、中3の成績からが高校入試に関わる都道府県は実は少数派です。
令和3年に私が調べた時の分布はこんな感じです↓
白い県が中1から、薄い青が中2から、濃い青が中3から、それぞれその学年から成績が入試に関わるようになります。
中3からの成績でいいというのは中2まで上手くいかなくても挽回が効くので素敵だなと個人的には思っています。
中2までの定期テストは入試へ向けた成績をとる練習期間と言ってもいいかもしれません。まずはこの事実を知ってください。
そして、今度は「どのタイミングの定期テストまでが成績に関わるの?」という疑問について。
入試に関わる成績は中3の2学期まで!
ですね。
こちらも令和3年に調べた時のデータです↓
白い県が中3の2学期まで、緑の県が中3の3学期まで、それぞれそこまでの成績が入試に関わります。
この図を作ったときには愛知は3学期までだったんです。令和4年からですね、愛知が2学期までに変わったのは。
愛知県では公立高校も私立高校も2学期の通知表を各高校に提出してます。
で、2学期の通知表は1学期と2学期の評定平均でつけるようになってます。(入試のためにそうなりました)
よって、愛知県は中3の1学期と2学期の成績が高校入試に関わるということですね。
この中3の2学期間に力を注ぎこんで、内申点(通知表の合計)をどれだけ多くすることができるかというのが、愛知県の高校入試には大切になってくるわけです。
中3の1学期定期テスト、2学期定期テスト、その期間内に行われるあらゆる小テスト。ここに力を注ぐのです。
さて、いつの成績が入試に関わるかは分かったと思いますが、この内申点を使って実際にどのように愛知県の公立高校と私立高校を受験していくことになるのか。
次回からそれぞれもう一歩踏み込んで、解説をしていきたいと思います。
以上です。
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