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お子さんが愛知県で初めて高校入試を迎えるご家庭に向けて、お送りするシリーズ記事です。

愛知県の高校入試は仕組みが複雑でわかりにくいなんてよく言われます。

このシリーズ記事で愛知県の高校入試について楽に1から知ることが出来るように、かみ砕いてご案内をしていきたいと思います!

愛知での高校入試指導歴が30年を超えた塾長國立がご案内いたします。

最大5校受験が可能!

今回は愛知県の高校入試の大まかな概要をお伝えします。

「私立は何校受験出来るの?」

「公立は何校受験出来るの?」

なんてご質問にお答えします。

今回も最初にこの2つの質問に対して端的にお答えします。

私立3校+公立2校で最大5校受験が可能!

ですね。

いずれも推薦入試ではなく一般入試のお話です。

 

私立高校は3校受験可能だが、実際何校受験が多い?

私立高校(一般入試)は3校受験出来るとお伝えしました。愛知県では私立高校の試験日程が3日間あるのです。

他府県では1日しか設定が無いところもあるんですけどね。

そして、各校の受験日は毎年固定ではなく、各校が自由に決めて毎年変更があります。

色んな思惑があって試験日を頻繁に変更をする高校と、例年変わらずに固定している高校とありますね。

 

「皆は私立を何校受ける?」

という疑問も湧いてきますが、推測一番多いのが2校受験です。

「滑り止め」と言われる合格安全校と、実力相応校かチャレンジ校という組み合わせが多い印象ですね。

シンプルに1校だけの受験というパターンも多いでしょうか。なにせ愛知は公立が2校受験出来ますから、本当に滑り止めとなる私立高校を1校だけ受験するなんてご家庭もありますね。

3校受験は受験費用の面とか受験体力的に避けられる傾向が強いと思います。

これら踏まえて、現場の肌感で言えば多い順は「3校受験<1校受験<2校受験」ですね。

公立高校は全国で数少ない2校受験ができる!

公立高校は2校受験出来ます。これは全国でも数少ないです。1989年から稼働している愛知県自慢の制度です。

このおかげで愛知県は「やむなく私立高校に進学することになった」みたいな場面はグッと減りましたね。

なにせ2校受験できますから、2校目の高校のレベルを下げて滑り止めとして受験することができます。

組み合わせ方については少しルールがありますのでまた違う機会にご説明しますが、嬉しい制度です。これも濃尾平野に広がった公共交通機関の発達あってのことでしょうね。

濃尾平野に感謝です(笑)

 

このような形で受験校は最大5校ですから、さまざまなパターンで受験が可能になりますね。

多くの場合は滑り止めで私立高校を1~2校受験して、公立高校で志望校と滑り止め校2校を受験するというのが一番多い受験パターンであると思います。

一方で、私立高校も進学先としてアリと言うご家庭は、私立入試の結果で魅力的な高校に合格できたら、あえて公立高校はチャレンジ校を1校だけ受験するなんて受験パターンも存在します。

近年は定員割れの公立高校も増えてきていますから、2校受験ではなく1校受験なんて生徒も増えて来るのではないかと想像しています。

受験の仕方のバリエーションがいろいろあるので、行きたい高校の優先順位を明確にして検討してもらえるといいです。学校や塾の先生によくよく相談してください。

以上です。

引き続き愛知県の高校入試のキホンのキについてお伝えしていきますね。

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