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この記事は西春高校に入学したい生徒のために偏差値や当日点の目安、高校の進学実績などを集めた入試突破情報です。

最新の情報を手に西春高校合格を目指していきましょう!

この記事を書いた人

さくら個別指導学院 代表 国立拓治

愛知県岩倉市でさくら個別指導学院を運営。学習指導歴は四半世紀を超え、2005年から続く自塾ブログは月間最大50万PVに。「くにたて式」シリーズを始めとしたこれまでに出版した著書5冊は累計6万5千部を超える。塾業界最大団体である公益社団法人全国学習塾協会の理事も勤める。

 

西春高校の基本情報

北名古屋市にある尾張地区の公立2番手校で、愛知県内でも上位15校に入る進学校です。

立地は名鉄犬山線沿線にあり、名古屋市外の上位校としては知多半島の半田高校、名鉄本線沿いの一宮西高校に次ぐレベル。

アクセスは最寄駅から徒歩15分ほどと決してアクセスの良い学校では無いが、西春日井群と呼ばれる地域に高校が欲しいという地元の熱望叶っての開校と言う経緯もあり、地元人気高い高校。

当時の西春日井群7つの自治体の悲願だというのが校章に現れています。亀甲(蜂の巣)をデザインされた校章は7ブロックが表現されています。(西春高校のHPより↓)

名古屋市外の進学校特有の「現役国公立大合格」にこだわって、この総数を高めることと名古屋大学に何人入学させたかに力が入る高校……というのが伝統的な西春の進路指導方針です。

「現役国公立という枠にハマればどこでも!」という感じで辺鄙な高校を勧めてきたりする部分は個人的に好きではない部分です。

わかりやすく勉強が第一の高校なので、部活は勉強時間を脅かすほどに取り組みません。部活動時間が短いようです。

大学に向けて学校全体で頑張る雰囲気は高いので、この力を借りたいとなればおススメできる高校です。

西春高校の大学進学実績

2023年春入試の結果

旧帝大

北海道 東北 東京 名古屋 京都 大阪 九州
2023年 1 20

愛知岐阜三重主要国公立大

名古屋市立 名古屋工業 愛知県立 愛知教育 岐阜 三重
2023年 21 14 17 24 16

早慶MARCH

早稲田 慶應 明治 青山学院 立教 中央 法政
2023年 11

南愛名中&関関同立

南山 愛知 名城 中京 同志社 立命館
2023年 193 106 187 86 70 60

県内進学志向が強い高校です。(これは愛知の郡部全体の傾向です)

県内私学のレベルを超えてくると次に目指すのは同志社や立命館。愛知からほど近い京都の私学を選ぶ傾向。地元志向の強さの表れでしょう。

受験者数を減らしている中、しっかりと生徒たちが大学合格実績を作ってくるところはさすが西春です。

高校3年間をしっかりと勉強に軸足を置いてやらせたかったらここですね。

 

西春高校の合格目安偏差値・当日点

愛知県で最大の受験者数規模を誇る愛知全県模試の追跡調査資料を元にお送りします。(愛知全県模試を受験している人だけが子の偏差値を参考にしてもらえます)

合格者平均内申点
合格者平均偏差値
38.3 61.0

基本的に内申点はオール4の36ではまだ届かないと思っておいて良いと思います。40を目指して内申を高める必要があります。そして、偏差値に関しても最低でも60を超えていないと難しいという目安でいてください。

(※近年ジリジリ下げてきてますが、この目安でいきましょう)

複合選抜の組み合わせで、尾張のTOP校の一宮高校と組み合わせて受験が可能です。よって一宮高校を挑戦する生徒が上位にいることがこの高い偏差値の維持を可能にしているのではないかと想像しています。

示したこの数値があれば入学後も安泰なんてことは無いので、余力を持って入学出来るように、偏差値は常に63以上を目指して欲しいと個人的には思っています。

 

西春高校の併願校

受験者数が多い公立併願校

●一宮(合格者平均内申点42.3・合格者平均偏差値66.6)

●新川(合格者平均内申点29.8・合格者平均偏差値50.7)

●春日井(合格者平均内申点38.8・合格者平均偏差値57.7)

●松蔭(合格者平均内申点38.7・合格者平均偏差値59.1)

●名古屋南(合格者平均内申点37.5・合格者平均偏差値58.9)

受験者数が多い私立併願校

●名城大附属 特進(合格者平均内申点41.2・合格者平均偏差値64.4)

●名城大附属 進学(合格者平均内申点39.6・合格者平均偏差値60.8)

●大成高校ラトナディア(合格者平均内申点37.8・合格者平均偏差値58.9)

●大成高校プラウディア(合格者平均内申点31.7・合格者平均偏差値51.5)

●愛工大名電 普通(合格者平均内申点38.9・合格者平均偏差値58.8)

●清林館 文理特進(合格者平均内申点37.3・合格者平均偏差値59.0)

 

公立高校は上位組み合わせは一宮高校が一番多いです。下位組み合わせは近い新川を筆頭に春日井や松蔭や名古屋西など、遠方の高校も多い。

松蔭は大らかな校風で有名な高校ですから、その事実を踏まえて両校見学することをお勧めします。

私立高校は名城大附属が実力相応校、滑り止めとして大成高校というのが一番多いパターン化と思います。

その他、住んでいる地域によって名城が愛工大名電に変わったり、大成が清林館に変わったり、組み合わせは様々です。

 

西春高校を目指すための入試勉強

内申点対策

先述しましたが内申点は40弱というのが目安になってきます。オール4では足りません。

内申を40持っていると少しゆとりをもっての受験になるかと。

副教科にとても苦手な教科があって内申点が集めにくいような子だったり、目立たなくて内申てが集めにくい子であっても、西春は手が届く進学校です。

ベストを尽くして内申40を目指していきましょう。

定期テストで平均点+20点以上を目指して最低でも各教科内申4以上を目指して取り組んでいきましょう。内申5が必要であれば平均点+25点を目安にしてください。

提出物や授業態度を完璧に取り組むというのは言わずもがなです。こういう部分を完璧に取り組んだうえで点数の取り合いをする人たちがひしめき合うのが内申5の世界です。

実技が苦手で内申を伸ばしにくい副教科であっても、ペーパーは満点を目指して最善の努力を重ねてください。

当日点対策

内申によりますが、内申38以上あるならば当日点は合計80点あれば例年おおむね合格していきます。

※近年(2024年春現在)志願者減の影響で倍率が下がって来ていて、内申はもう少し下がっても合格者が出ている状況です。当日点も数年前までは85点は欲しかったという状況です。

1教科22点満点なので1科目16点平均です。1教科あたり3~4問までミスをすることが出来る状況です。

この実力をつけるべく、中2の3学期から入試勉強が始まるつもりで早いスタートで入試に向けた勉強を始めてください。

勉強時間の目安としては、私は生活リズムを守って取り組める1日最大の学習量は平日5時間・休日12時間であると思っています(この時間の中に休憩時間も含みます)

塾に通っていない生徒は西春を目指すならこの時間を目指して家庭で努力を重ねてください。(塾に通っている生徒は塾での学習時間を含めてこの時間を目指してください)

西春レベルであれば、正答率の低い難問を解く練習よりも、正答率が高くない問題を確実にとれるように基礎からじっくり固めていく方が総じて合格に近い気がしています。

いたずらに難しい教材を購入して貴重な勉強時間を溶かさないように気を付けてください。全国に名が通る難関私立高校の過去問は触らないように。

(地域TOPの実績を出す愛知の集団指導学習塾は西春レベルの子は一宮チャレンジを打診してくるはずです。そして、難易度の高い問題を凄い量演習させてきます。一宮に受かる可能性を高めるために。とても負荷の高い勉強になります。これが実力と離れていたら逆効果になりかねない部分も。西春を挑戦したい子はこの事実も把握しておいてください)

また、定期テストごとにテスト範囲の単元について入試レベルの問題も解いていって、定期テスト勉強に入試勉強も重ねるというのも1つの作戦です。

幸い、愛知県の公立高校入試問題は特別な対策が必要となる難しすぎる問題の出題はありませんから、勉強の取り組み方・取り組み内容の間違いが致命傷になるようなことはありません。

よく周りの人と相談をして、塾に通っている人は塾の先生と相談をして、頑張って入試勉強に取り組んでください。

 

西春高校を目指すための参考記事

この記事を書いた國立塾長のブログより

今春まで現役生による「西春高校」レポート~2021年・大学1年O先生~

以上です。

参考にしてください。

さくら個別指導学院、塾長の國立でした。