【2024年最新の情報でお届けします】

お子さんが愛知県で初めて高校入試を迎えるご家庭に向けて、お送りするシリーズ記事です。

愛知県の高校入試は仕組みが複雑でわかりにくいなんてよく言われます。

このシリーズ記事で愛知県の高校入試について楽に1から知ることが出来るように、かみ砕いてご案内をしていきたいと思います!

愛知での高校入試指導歴が30年を超えた塾長國立がご案内いたします。

 

今回は偏差値の一覧ではわからない各高校の校風についてお伝えできたらと思います。

まずは前提となる情報をお伝えしますね。

愛知県人は保守的で大学の県内進学率は日本一!

基本的に愛知県は保守的な県民性じゃないかと思っています。

というのは、例えば首都圏とか関西圏というのは公共交通機関の発達もあり、隣接する県がお互いに栄えていたりすることも多く、行き来が頻繁であると思います。そんな地域柄もあって県外への進学も頻繁だと思ってます。

それに対して東海圏。愛知岐阜三重という3県が東海3県なんて呼ばれますが、名古屋(愛知)一強といった状況です。

三重は県庁所在地まで行くのに時間かかりますし、岐阜は鉄道でアクセスしやすいですが、愛知県内に50もの大学があることもあって、愛知から隣の県への進学というのはマレなんです。

基本的に愛知県から三重は三重大、岐阜は岐阜大。ここ以外の大学への進学は無いと言ってしまっても言い過ぎではありません。

世界一の自動車メーカートヨタがあるのも手伝って、愛知県の人たちは愛知から出なくていいじゃないかと考えがちです。

「まー、名大(名古屋大)行って、トヨタ就職したら、一生安泰だがね」といった感じかと。冗談めかしましたが、こう考える愛知県人は結構多いと思ってます。

これが前提ですね。前提をふまえ、愛知の高校の校風を見ていきましょう。

 

愛知県公立高校上位校の校風分布

私の校風を見る際のポイントは、「県外大学進学の具合」「校則の厳しさ」「学校祭の内容」といったところです。

県外にドンドン進学して、校則が大らかで、学校祭が自由に楽しいところは「校風が大らか」

県内にドンドン進学して、校則が厳しくて、学校祭が制限されているところは「校風が厳しめ」

として校風分布を作ってみました。

愛知全県模試での偏差値60以上の公立高校に限定して作っています。ご覧ください。こちらです↓

PDFも置いておきますね→愛知県校風分布

いかがでしょうか?多くの知り合いの先生方にいろいろと話を聞いて並べてみました。

校風は大都市名古屋市内が一番大らかで、名古屋市外は名古屋から離れるほど厳しくなりがちじゃないかと思ってます。

よって、

校則の厳しさ 名古屋 < 尾張 < 三河

と言った感じかと。一覧はそれを意識して作ってます。

ただ、尾張地区の中に名古屋市があるので、名古屋市外の子たちが名古屋市内の大らかな高校に進学することがあるわけで「名古屋市外の尾張地区というのは大らかな子たちが三河地区よりも少な目かも!」という見方もあります。

これが影響しているかどうかわかりませんが、一番右には「西春」と「一宮西」という勉強をしっかり取り組むことで有名な2校がありますね。

 

また、実際に尾張の校風と三河の校風はどれほどなのかわかりませんが、いずれの地方も

校則の厳しさ 偏差値高 < 偏差値中 < 偏差値低

なのは否めませんね。

同じ色の高校は左上から右下に流れるように分布してますよね。

 

以上です。この一覧も参考にして志望校2校の組み合わせを検討してみてください。

ちなみに受験を気を付けるべき組み合わせは、「西春」と「松蔭」です。

2校は右端と左端にありますよね。勉強に力を入れることで有名な西春と、大らかで有名な松蔭が組み合わせて受験出来てしまうんですよね(笑)

ちゃんと学校見学に行って、学校の雰囲気を感じて、組み合わせを決めてくださいね。

「松蔭みたいな学校に憧れた子が西春に入っちゃった」「西春みたいな学校に憧れて松蔭に入っちゃった」は、いずれも大事(おおごと)ですからね!

 

引き続き愛知県の高校入試のキホンのキについてお伝えしていきますね。