愛知県公立高校TOP校ベスト10を発表!(合格者平均偏差値ランキング2025)

例年、「さくら個別ができるまで」という別のブログで発表していたこのランキング。今年はこちらで発表しておきますね。
夏になると、愛知県最大規模の模試である愛知全県模試の追跡調査資料が届きます。このデータを元にお送りしてます。
さて、今年はどうなっていることやら。昨年発表し損ねているので、実に2年ぶり。私の予想で言えば、1位旭丘、2位岡崎、3位明和、4位一宮、5位向陽、6位刈谷……でしょうか。
1位と2位は間違い無いと思うんですけどね。さて、早速調べてお送りを。
愛知県公立高校TOP校偏差値ベスト10!(2025春)

今春(2025年春)の愛知全県模試追跡調査委資料を元に愛知県公立高校の偏差値TOP10(普通科)をお送りします。数値は全て合格者平均です。
1位 旭丘高校 偏70.5 内43.6(調査人数117)
2位 岡崎高校 偏69.0 内43.1(調査人数62)
3位 明和高校 偏68.3 内43.3(調査人数99)
4位 一宮高校 偏68.0 内42.3(調査人数162)
5位 刈谷高校 偏67.5 内42.7(調査人数89)
5位 向陽高校 偏67.5 内42.5(調査人数126)
7位 菊里高校 偏65.9 内41.8(調査人数114)
8位 瑞陵高校 偏65.5 内42.6(調査人数105)
9位 時習館高校 偏64.5 内42.6(調査人数86)
10位 千種高校 偏63.7 内41.5(調査人数123)
以上です。
予想はほぼ当たってましたね。偏差値が同じだったところは、平均内申で上下の並びを決めました。
向陽は名古屋市内のTOP校ですから、旭丘や明和や菊里などにも内申40越えの生徒たちが分散するので、刈谷よりも平均内申が下になってしまったのではと予想します。
よって、予想は的中だったと言っても良いでしょう(笑)
ずっと愛知の公立ベスト10を見てますが、ほぼ変わりませんね。名古屋市内のTOP2校が入り、三河のTOP2校が入り、尾張のTOP校が入り、これでベスト5。
そこからは名古屋市内TOP校が4校に、三河のTOP校が1校。これでベスト10です。いつもこの展開です。
これらの高校がTOP校である理由は地理にある!?

この分布は地図を見ると納得する部分あります。
まずは説明不要の名古屋市内について。6校もTOP校がある理由はシンプルで、人がたくさんいるところの学校はレベルが高い。これだけの話ですよね。
名古屋市は200万人都市です。もちろん愛知県内最大です。
ここに、濃尾平野の恩恵を受け、四方八方に張り巡らされた公共交通機関で、周辺の自治体からも優秀な生徒たちを吸い上げてます(表現!)
これが名古屋にTOP校が6校もある理由です。
愛知の右半分である三河地方は濃尾平野が途切れているので、四方八方に公共交通機関が張り巡らされる状況にはありません。
よって、平地で昔から栄えた街に伝統校があります。栄えているのは江戸時代の東海道沿いと言って良いでしょう。名鉄とJRが通る東海道線沿いですね。
こんな理由あって岡崎、刈谷、豊橋にTOP校が。
(TOYOTA擁する豊田市は、人口も多い街ですが、街として新しいですし、電車のアクセスも良いとは言えず、豊田市の勉強が得意な子たちは電車で岡崎とかまで出る感じです)
名古屋市外の尾張地方を見ると、春日井市や小牧市は大きな自治体ですが、隣接する自治体とのアクセスが良いとは言えず、勉強が得意な子が通う高校が出来ませんでした。
地元民しか通いにくいわけです。小牧と春日井が比較的大きな街なのに最上位校が出来なかった理由はここかと。
いずれの自治体も勉強が得意な子たちは名古屋市内まで出る感じですね。小牧は明和が便利な感じ、春日井は電車が便利で旭丘や明和や菊里などどこも便利な感じ。
その他、名古屋を取り囲む他の自治体も、勉強が得意な子たちは綺麗に名古屋に吸われます。充実した公共交通機関のせい(おかげ?)ですね。
(地域地域で偏差値高い伝統校はありますけどね。たとえば知多半島で言うと半田高校とか。それでも偏差値的には2番手校です)
さて、尾張の多くの自治体のトップの子たちは名古屋に吸われていきますが、尾張でも北西地区だけは話が別です。愛知のTOP校4位の一宮高校が存在してます。
一宮高校が名古屋に吸われずTOP校であり続ける理由としては、まずは一宮が40万人都市であることが最初に挙げられるかと。これがデカいです。
また、一宮市の下には稲沢市(13万人都市)が隣接してます。もちろん一宮へのアクセスは抜群。
そして、並行する形で走る名鉄犬山線沿線の自治体である北名古屋市(8.6万人都市)、岩倉市(4.7万人都市)、江南市(9.8万人都市)。これらの自治体は濃尾平野の恩恵もあって一宮市までのアクセスが良いです。
昔は岩倉から一宮まで電車が走っていたぐらいです。名鉄バスの路線がありますし、なだらかな平野が続きますから、充分自転車通学圏内です。
よって、一宮市とこれら近隣自治体からの通学者に支えられ、一宮高校という尾張地区のTOP校が今日まで守られているわけです。一方的に名古屋市内TOP校に吸われること無く。
(一宮市内の中学校では、地元を大切にするために市内高校への進学を勧めるような進路指導をしている様子です)
以上です。
基本的に私が勝手に言ってるだけですけどね。
私はこんなことを愛知県の地図を眺めながら想像をしてます。
……まあまあ気持ち悪いですよね(笑)
余談も加えてお送りしました。
参考にしてください。
今回はこのへんで。
それでは。